吹奏楽もぐら
 

私の音楽歴
最も古い記憶

 音楽に関する最も古い思い出は,私がまだ幼児のときだ。妹がまだオムツをしていたから,何歳ぐらいのことなのだろうか。そのあたりは,はっきりしない。
 当時はまだ紙オムツなんてなかったから,妹も布のオムツをしていて,母は毎日それを洗濯していた。妹のオムツにはウサギの絵が染めてあったので,乾いたオムツをたたみながら,母は「うさぎ」という歌を歌っていた。「うさぎ,うさぎ,何見て跳ねる。十五夜お月様見て跳ねる」というあれだ。
 私は母の横に座って,オムツをたたむところを見ていた。自然に,その「うさぎ」の歌を覚えた。
 「うさぎ」が,私が初めて覚えた歌ということになる。

2002.08.23.(Fri.)